直線的な動きを得意とする直交ロボット。このページでは、そんな直交ロボットの特徴や用途、メリット、デメリットなどについて解説していきます。
直交ロボットは、二個あるいは三個の直交するスライド軸を組み合わせた構造になっており、ガントリーロボットと呼ばれることもあります。直線的な動作が特徴的です。大きなアームを持つ垂直多関節ロボットと比べると、汎用性には劣るものの、機械自体が軽いためブレが生じ難く、繊細な作業をこなすことが出来るという特徴があります。
直交ロボットの用途としては主に、
などがあります。
既に触れたように、大きなアームを持つ垂直多関節ロボットや水平多関節ロボットと比較すると、機械自体が軽くブレが生じ難い、という点は直交ロボットの大きな特徴の一つです。また、非常にシンプルな構造であるため、機械価格が安価であるという点も、同様に、直交ロボットの大きな特徴の一つであると言えます。企業によっては、自社の生産技術部門で制作することもありますし、また、自作のための部品も販売されています。
さらに、他の種類のロボットと組み合わせて使用することが出来る点も、直交ロボットの特徴の一つです。中でも、最も多いのが垂直多関節ロボットとの組み合わせです。たとえば、同一ラインで、組み立て作業を直交ロボットが担当し、運搬作業を垂直多関節ロボットが担当する、といった使用例があります。また、複数の直交ロボットを組み合わせることで、重量のある商品や、あるいは、サイズの大きな商品の運搬も可能となります。
繊細な動きを得意とする直交ロボットですが、他方で、直線的な動きしか出来ないため、複雑な動きは苦手としています。既に触れたように、垂直多関節ロボットと比べると、凡庸性は劣ります。
また、直線的に動く構造状、作業面積に対して、より大きな設置面積が必要になる点も、直交ロボットのデメリットの一つです。
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